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【 #無料公開】『701回通ってわかった ディズニーシーで史上最高の1日を過ごす方法』著/みっこ ⑩ ー宿泊&買い物を充実させるコツー

子供はもちろん大人が夢中になれる夢の国・ディズニーシー。世界初、「海」をテーマにしたディズニーパークとして誕生し、今年9月には18周年を迎えます。ディズニーシー・マニアのみっこさんが、十数年間にパークに通って集めた、細かな雑学や効率的な楽しみ方、意外に知られていないテクニックやトリビアが詰め込まれた本『701回通ってわかった ディズニーシーで史上最高の1日を過ごす方法』を、今日から特別掲載(無料公開)していきます。「ワンランク上のディズニーシー」の楽しみ方を発見してください!
※本書の内容は2016年4月15日現在の情報をもとに構成しています。また、この内容は筆者独自の取材や見解に基づくものであり、公式のものではありませんのでご了承ください。
【隔日18:00に更新】

ミラコスタ宿泊者だけが味わえる優雅な空間

 パークの景観そのものと言える、豪華なディズニーシー・ホテルミラコスタ(以下、ミラコスタ)。ハーバー沿いの部屋から、ショー、深夜・早朝のリハーサル風景、誰もいないパークの様子などをじっくり楽しむことができるのは宿泊者ならではの特権です。
 このミラコスタに泊まる機会があればぜひおすすめしたいのが、宿泊者専用の施設「テルメ・ヴェネツィア」
 有料ではありますが(12歳以上で夏期3000円、夏期以外2000円)、施設内には屋内プールやサウナ、温水ジャグジーなどが設置されています。
 最大のポイントは、一度料金を払えば、チェックイン当日~翌日の営業時間中は何度でも利用できること。嬉しいことに、「チェックイン前」「チェックアウト後」の時間でも利用ができるのです。
 そのため、チェックアウトをして、パークで思いっきり遊んだ後、最後にもう一度ホテルのプールやジャグジーを楽しんだり、シャワーを浴びてから帰宅することができるのです。
 また、有料施設であるためか、いつも比較的空いており、非常に優雅な時間を過ごすことができます。プールサイドにあるバー「ヒッポカンピ」では、ドリンクや軽食を楽しむこともできます。

ミラコスタに宿泊しなくても利用できる施設

 ミラコスタには、宿泊しなくても利用できる施設があります。ホテル内にある3つのレストランとひとつのショップは、宿泊者でなくても自由に出入り、利用が可能です(時間帯によって入場が制限される場合や、特別イベントなどで入れない場合もあります)。
 ホテル内のショップ「ミッキランジェロ・ギフト」は宿泊者も利用するため、女性用のストッキングや綿棒、リップクリーム、ウェットティッシュなど、パーク内ではなかなか見つけにくい便利グッズも揃っています。
 ミラコスタには、パーク内のハーバーが見渡せるテラスがふたつある「オチェーアノ」、ホテル正面にあたる「ベッラヴィスタ・ラウンジ」、中華料理の「シルクロードガーデン」の3つのレストランがあります。
 予約をして利用する方が多いですが、予約をしていない場合でも空席があれば、カウンター(ベッラヴィスタ・ラウンジ)でお酒を飲んだり、軽食をいただくこともできます。
 「シルクロードガーデン」は、パークを眺められる窓がひとつもありませんが、その分、落ち着いた空間でゆっくりと食事を楽しめる、おすすめの食事スポットです。またこちらで「コース料理」を頼んだ場合、「オチェーアノ」のテラスに出てショーを鑑賞することができます。
 単品メニューもあり、いわゆる「ラーメン」のような汁そばやチャーハンといったものも2000円前後で食べられます。
 また平日は限定セットメニューがあり、リーズナブルに食事をすることができます。ホテルの中のレストランというと、敷居が高いと感じる人もいるかもしれませんが、うまく使えば、お得で優雅なランチが楽しめます。

ハーバーショーをレストランで見るべきか?

 ご存じの方もいらっしゃると思いますが、「ベッラヴィスタ・ラウンジ」では食事をしながら、「オチェーアノ」では食事の途中で専用のテラスからハーバーショーを見ることができます。ただ、必ずしもいい場所とは言えませんので、初めてハーバーショーを見る場合は、パーク内からのほうがいいと思います。
 例えば、「オチェーアノ」の屋外テラスからはショー全体を見ることができますが、前方でないと見えにくい部分もあります。また、テラス自体の骨組みが邪魔をする場合もあります。
 また「ベッラヴィスタ・ラウンジ」は、ハーバーの正面にあたりますが、少し距離があるためショーの迫力に欠ける部分があります。

パークでの買い物はギフトカードを使う

 さまざまな魔法が散りばめられているディズニーのパーク内。よくも悪くも、金銭感覚がいつもと変わり、うっかり使いすぎてしまうことがあります。そこで、ディズニーの世界に浸りながら、お金の管理が確実にできる方法を紹介します。
 それは、ディズニーリゾートで販売している「ギフトカード」を使うこと。ギフトカードには、ミッキーの柄の「1000円」と、ドナルドの柄の「500円」の2種類があります。
 パークで使う金額分だけをあらかじめこのギフトカードに替えておけば、残りの金額を把握しながら使うことができます。利用範囲がディズニーリゾートに限られるので、現金やクレジットカードではなく、非日常空間での特別な通貨として使う、というのもおもしろいのではないでしょうか。
 パークのリピーターの中には、訪れる度にギフトカードを少しずつ購入し、ある程度の金額がまとまったらディズニーホテルの宿泊などで一気に使う、という人もいます。ギフトカードを「積み立て」のように利用する、こんな方法もおもしろいですね。
 このギフトカードは、パーク内のほとんどの施設で使用できます。意外なのは、パークの外にある「ボン・ヴォヤージュ」や、オフィシャルホテル・パートナーホテル内のショップ「ディズニー・ファンタジー」でも使用できること。
 チケットの購入やディズニーホテルの宿泊、ホテルのレストランでも使用可能です。パークに入らなくても使える場所がたくさんあるのは嬉しいですね。
 しかもこのギフトカードには、さりげないストーリーが。実は券の真ん中に、ドナルドの伯父(お じ)である、スクルージ・マクダックのサインが入っています。彼は世界一の金持ちアヒルで、倹約家。そんな彼が発行しているギフトカード、という設定があるのです。
 このギフトカードは、シーでは「団体チケットブース」や「ゲストリレーション」またはイクスピアリの「東京ディズニーリゾート・チケットセンター」で購入できます。
 有効期限がないので、おみやげとしても喜ばれるかもしれません。その際、2016年3月から開始した新しいサービス「ディズニー・オンラインギフト」を利用するのもおすすめです。
 このサービスは、贈る相手の住所を知らなくてもSNSやメールを使ってプレゼントができるというもの。詳しくは公式サイトをご覧ください。

シーでしか買えない特別なおみやげ

 ふたつのパークで販売されているさまざまなグッズ。大きく分けると、「ランド、シーそれぞれのパークでしか売られていないもの」と「ランドとシーに共通で売られているもの」があります。
 見分けるには、商品に入っているロゴに注目しましょう。それぞれのパークの限定品には、各パークだけのロゴ(例:シーだけなら「TOKYO DISNEY SEA」)が入っています。一方、共通で販売しているものには「TOKYO DISNEY RESORT」のロゴが入っています。
 また、それぞれのパークで開催される季節のイベントに関係するグッズは、それぞれでしか手に入らないことが多いです(一部の商品はボン・ヴォヤージュや各オフィシャルホテル、ディズニーホテルのショップでも販売されることがあります)。
 せっかくシーを訪れるのであれば、シーでしか手に入らないオリジナル商品を購入してみてはいかがでしょうか。
 例えば、自分好みにカスタマイズできるグッズ。
 ロストリバーデルタにある「ロストリバーアウトフィッター」では、名前を入れたり、好きなアクセサリーをつけて自分だけのオリジナルグッズをつくることができます。キーホルダー、スマートフォンカバー、ボールペン、万華鏡、レザーカービングなど、グッズは季節やイベントに応じてさまざまです。
 また、ランドのシンデレラ城下にあるガラスショップ「ガラスの靴」と同様のサービスをしてくれるお店がシーにもあります。
 それは、アラビアンコーストにあるショップ「アグラバーマーケットプレイス」。ここでは、好きな文字を入れたフォトスタンドやグラスなど、オリジナルのガラス商品をつくれます。
 また、人とちょっと違ったおみやげなら、ホテルのショップを探してみるのもおすすめです。
 例えば、各ホテルのベルボーイのコスチュームを着たミッキー&ミニーのぬいぐるみや、ミラコスタの「ミッキランジェロ・ギフト」で販売されているオリジナルの革製品など、ほかでは買えない商品が見つかるはずです。

夏に冷たい水が飲める水飲み場はここ

 パーク内のあちこちにある、水飲み場。特に夏の暑い日には助かりますよね。各テーマポートの雰囲気に合わせたデザインも魅力的です。
 夏の日差しが強い時ですと、なかなか冷たい水が出てこないことも多いのですが、実はメディテレーニアンハーバーに、「いつでも絶対に冷たい水が出てくる水飲み場」があるのです。
 それはハーバーの北側、大きな「鐘」がある、細長い塔のような建物の下にあるショップ「ベッラ・ミンニ・コレクション」。このショップの入口近くにある、トイレの前の水飲み場です。
 ここは奥まった場所にあるため、常時「建物の陰」に隠れています。さらに水道の配管がパークの中ではなく、ミラコスタの建物の系統になっていると思われ、いつでも冷たい水がすぐに出てくるのです。
 特に真夏の暑い時、覚えておくとちょっと得した気分になれます。




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