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「幸せな2人」にワインを贈るとき、気を付けたい三つのこと

雑誌『一個人』編集部です。
6月に入りましたね。日本では梅雨に入り、じめじめとしたイメージがありますが、カップルにとっては「ジューンブライド」という幸せを後押ししてくれそうな月でもあります。今年は少ないかもしれませんが、これから「結婚祝いにワインはどうかな?」という機会があるかもしれません。
大阪のワインショップ「mista」で店長をしている、ソムリエの竹内香奈子さんがそんなときに参考にしていただきたい「結婚祝いにオススメのワイン」をご紹介します。

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いらっしゃいませ。

大阪のワインショップ「mista」で店長をしている、ソムリエの竹内香奈子と申します。

6月といえば、ジューンブライド! 6月の花嫁。ヨーロッパでは古くから6月に結婚すると生涯幸せな結婚生活が送れるという言い伝えがあります。

そこで今回は、贈りものワインを選ぶときのポイントと結婚のお祝いにオススメなワインをご紹介します。

ジューンブライド! 結婚祝いにワインを贈るのはいかがですか?


贈る相手の好みを調べる

ワインは数え切れないほど種類があり、さまざまな味わいがあります。その中で、おいしいと感じるワインは人によって違ってきます。

それぞれに好みがありますので、贈りものワインを選ぶときには贈る相手の好みを調べましょう。

仲良しの友人ならだいたいの好みは分かりますが、職場の同僚や上司、取引先の方、知人となると好みが分からないこともあります。

一緒にワインを飲む機会がある方でしたら、普段どんなワインを飲んでいるのか思い出してみてください。あるいは、近いうちにワインを飲む機会をつくり、どんなワインが好みなのか観察しておきます。

また、直接好みを聞くのもいいですし、聞きづらいときは、相手の近い存在の人に聞いてみましょう。


チェックするポイント

といっても、ワインを知らない・飲まない方の場合、どうやって好みを調べていいのか分からないかもしれませんね。

そこで、ワインが分からなくても好みを調べられる簡単なポイントをふたつあげてみました。

○赤ワイン白ワインのどちらが好みか
赤ワイン白ワインのどちらが好みかを調べます。赤、白両方とも好きな方も多いですが、赤ワインしか飲まない方や白ワインしか飲まない方は結構います。

○生産地
好きな産地を調べます。好きな国や地方が分かればワイン選びの幅が狭くなります。


贈る相手の情報を集める

贈る相手のワインの好みが調べても分からない場合は、なんでもいいので相手の情報を集めましょう。

例えば、飼っているペットや好きな動物、趣味や好きなものなど。

犬や猫のラベルのワインや、動物が描かれたワインはたくさんありますので、好きな動物を選ぶと喜ばれることでしょう。また、サッカーや野球、ゴルフ、映画、音楽にまつわるワインもありますので、ワインの好み以外の情報で選ぶものアリ!

海外赴任されていた方ならその赴任先の国のワインや行ったことのある国を調べるのもいいですね。

相手のゆかりのある情報とワインを結びつけるのです。

そして、渡すときにそのワインを選んだ理由やワインにまつわるストーリーを添えると、相手の喜びが倍増することでしょう。

また、食の好みを参考にワインの好みを予想するのも面白いと思います。

例えば、スパイシーな料理が好きな方には、スパイシーなワインを。脂ののったお肉が好きな方にはタンニンの強いワインを。あっさりとした和食が好きな方には、あっさりとしたワインなど。このように、好みの料理と合うワインを贈るのもオススメです。

相手のワインの技術を探る

お客様から、「ワインをもらったはいいけど扱いが分からない・・・」なんてことを聞きます。「マグナムボトルのシャンパンをもらい、開け方が分からない」「生まれ年のワインをもらい、開けたときコルクがボロボロでボトルに落ちた」など、開けられない場合があるのです。

特に、スパークリングの栓はワイン初心者には難しいものです。私もスパークリングワインを開けるのは苦手ですが・・笑

また、抜栓に慣れている人でも苦労する場合があります。それは、針金ではなく紐で留めてあるもの、堅い金属のもの、2重に留め具が掛けてあるもの。

ですから、贈りものワインを購入する際に「普通の留め具かどうか」と聞いておくのも大切です。

贈ったはいいけど、ケガでもされたら大変ですよね。せっかくの贈りものワインなのに、相手を困らせてはいけません。

贈る相手のワインの技術を知ることは大切です。


見た目も味も抜群な結婚式におすすめワイン

いろいろと相手をリサーチしても分からないワインが決められないというときにはこのワインを! 結婚祝いの贈りものにぴったりなワインをご紹介します。

Chateau Calon-Se’gur‘01
(シャトー・カロン・セギュール) 

ワイン1

ハートのエチケット(ラベル)でおなじみのメドック格付けの3級ワイン。

メドック格付けとは、1855年のバリ万国博覧会の際、皇帝ナポレオン3世は世界中から集まる訪問者に向けてワインの品質を分かりやすくするようにフランスのボルドーワインの展示に格付けが必要だと考え、ワインをランク付けしたものです。

ハートのマークが可愛くて、いまやとても有名になったカロン・セギュール! 見たことがある方も多いのではないでしょうか?

このハートラベルにはこんな逸話が隠されています。

その昔、シャトー・カロンはセギュール侯爵が所有していました。彼はこのシャトーの他に、格付け1級のシャトー・ラフィットシャトー・ラトゥールを所有しておりましたが、あるとき「我、ラフィットやラトゥールをつくりしが、我が心カロンにあり」と言って周りを驚かせました。

5大シャトーのふたつのシャトーよりも一番大切に想っているのは、カロンだったのです。

そんなセギュール侯爵のカロンに対する気持ちからカロン・セギュールのラベルはハートなっているのです。

セギュール侯爵の愛がたくさん詰まったワイン。結婚祝いにオススメです!

タイプ:赤ワイン
産地:フランス ボルドー
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン45%、メルロー40%、カベルネ・フラン15%
価格:14,700円(税抜き)※参考価格


○Cuv’ee des Amoureux Blanc de Blancs Grand Cru
(キュヴェ・デ・ザムルー ブラン・ド・ブラン グラン・クリュ)

ワイン2

恋人同士の鳩がキスをしているハート型のエチケット(ラベル)。鳩はフランスでは、結婚のシンボルであり、このシャンパンは結婚のお祝い用に造られています。

なぜかといいますと、このワイナリーは世界で唯一「結婚」をテーマにしており、記念宝石、家具、調度品、衣装、風習、儀式など結婚にまつわる資料が展示されています。

まさに結婚のお祝いのために造られたシャンパン!

シャンパンの名前の「キュヴェ・デ・ザムルー」とは「愛し合う恋人たちのためのキュヴェ(特別に造られたワイン)」という意味です。こんなストーリーを添えて贈りものをしたらさらに喜びが増すことでしょう。

タイプ:シャンパン
産地:フランス シャンパーニュ
ブドウ品種:シャルドネ100%
価格:4,640円(税抜き)※参考価格


結婚祝いに贈ってはいけないワインがある!

ワイン3

結婚祝いに贈るのはNG! ヴーヴ・クリコとジョリー・ピット&ペラン・ミラヴァルとジョリー・ピット&ペラン・ミラヴァル

結婚祝いに贈ってはいけないワインがあるって知っていました?

それは、インパクトのあるオレンジ色ラベルのシャンパン「ヴーヴ・クリコ(Veuve Clicquot)」です。人目を惹く特徴的なオレンジラベルは、見たことがある方も多いのでは?

なぜ贈ってはいけないかというと、「ヴーヴ」とはフランス語で「未亡人」の意味で、クリコ未亡人ということになるのです。

フランスの老舗のシャンパンメゾンで、有名なシャンパンですから贈りものにしたい気持ちは分かりますが、結婚祝いのときは控えた方がよさそうです。

他には、ブラピ&アンジーがプロデュースしていたワインも避けたほうがいいかも。


 いかがでしたでしょうか。

 今回頭に入れていただきたいのは、以下の3つです。

①贈りものをするときにはワインに関する情報でなくてもいいので、できるだけ細かく相手の情報を集めること。

②贈る相手のワインの好みが分からない場合は、相手のゆかりあるものとワインを結びつけて考えること。

③結婚祝いに贈ってはいけないワインがある。


贈りものをするとき、相手の喜ぶ顔を想像して選びますよね。そのためには、相手の細かな情報が必要となるのです。この贈りものがきっかけで人と人との繋がりが深くなることもあります。

仕事でもプライベートでも贈りものをするということは相手を知る機会となり大切な気がします。

また、贈られた側は自分のために選んでくれたということが嬉しいですよね。


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