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ディズニーのマニアックな楽しみ方 ~ウエスタンリバー鉄道では 人が見ない方向を見よう~


ウエスタンリバー鉄道では 人が見ない方向を見よう

 ディズニーリゾートのこだわりには、じっくり確認できるものもあれば、誰も気が付かない場所で、一瞬で通り過ぎてしまう中にあるものもたくさんあります。 

視線を変えると「隠れた駅」が見える

  アドベンチャーランドとウエスタンランド、そしてクリッターカントリーと、3つのテーマランドにまたがる「ウエスタンリバー鉄道」。出発&到着する乗降駅の他にもふたつ、駅がある事をご存じでしょうか。
  ひとつは「スティルウォーター・ジャンクション」。車内のアナウンスもされるのでこちらはご存じの方も多いと思います。鉄道が出発し、しばらくすると右側に現れます。
 蒸気船や馬車等への乗換駅……ですが設定上の話なので実際にゲストの皆さんが乗降する事はできません。ただ、蒸気機関車に給水する設備をはじめ、駅舎や周辺の小物等はよく作り込まれています。この駅はランドの開園当初からあったものではなく、1990年に新設されたものです。
  この駅の脇にある通路は、パークを運営するオリエンタルランドの本社と、アドベンチャーランドとウエスタンランドを結ぶ、実際に使われている管理用の道路です。
  通過する時、車内アナウンスでは目線を右へと誘導するので多くのゲストは右側の駅に注目しますが、左側のカーブミラーを見ると、通過待ちをしている作業車やキャスト輸送用のバスが映っている事があります。
  この「スティルウォーター・ジャンクション」に加え、もうひとつ駅があります。それは、鉄道がビッグサンダー・マウンテンの横を通過し、恐竜の骨が見える場面です。ほとんどの方は左側を見ていると思いますが、この時「右側」に見える「DUSTY BEND DEPOT」が「第三の駅」です。こちらもゲストが実際に使えるわけではありません。
 直訳すると「埃っぽいカーブの駅」。
 その名前から想像するに、隣のビッグサンダー・マウンテンで発掘された金や鉱物が運搬される駅のようです。
 そんな一瞬で通り過ぎてしまう部分ですが、多くのゲストが向かない方向を見てみると、意外な発見があるかもしれません。
 その他、パークで見られる「一瞬で通りすぎてしまうこだわり」は次のとおりです。

 「カリブの海賊」出口にある足跡 

ディズニー映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』のキャラクターが多数登場するアトラクション。ボートを降りた後に乗るエスカレーターの足元のベルトコンベヤーには、「左足は足跡、右足は丸い円」が。これは、タコの足のようなヒゲと、蟹の左腕、蟹の右足をもつデイヴィ・ジョーンズの足跡。彼は10年に1度しか陸地に上がる事ができない。ここに足跡があるという事は、今日がその10年目かも。 

「ウエスタンリバー鉄道」の恐竜の卵の化石

 「ウエスタンリバー鉄道」でビッグサンダー・マウンテンの脇を通過する時、恐竜の骨の手前左側に「恐竜の卵の化石」が。ここを通過後に進んでいく「太古の恐竜の世界」は、この化石の恐竜たちの、過去の姿なのかも。 

「ビッグサンダー・マウンテン」のトロッコ 

「ビッグサンダー・マウンテン」出発後、落下しはじめてから最初の右カーブ。余裕があれば、右下の「崖の下」に注目。同じレールを走っていたと思われる、トロッコが落下した姿が。 

「ビッグサンダー・マウンテン」のウイスキー

スタンバイ列の途中、建物南側から「スプラッシュ・マウンテン」やアメリカ河が見える場所。ここで「天井部分」に注目すると、特定の角度から「WHISKEY(ウイスキー)」と書かれた小さな木箱が確認できる。1880年代のアメリカが舞台の同アトラクション。物資が貴重だった時代、金塊の発掘作業の重労働を行っていた人々が、こっそり隠して憩いのひとときに飲んでいたのかも。  

「蒸気船マークトウェイン号」の老人

 蒸気船出発後、「ビッグサンダー・マウンテン」の裏側を通る際、水辺にはロッキングチェアに座りながら、愛犬と楽しそうに釣り糸を垂れる老人の姿が。釣り糸に魚がかかっているのか、「浮き」が時々動く。夏場はロッキングチェアにGジャンがかけられ、冬になると着用するという細かい変化も。蒸気船の下の階層からか、ウエスタンリバー鉄道の進行方向左側の座席から下を覗き込まないと見られない。 ディズニーシー 

「センター・オブ・ジ・アース」の怪物の爪跡 

アトラクションのクライマックスで溶岩の怪物「ラーバモンスター」に遭遇し、ゲストはピンチに。怪物の左下に目線を向けると、モンスターによって「破壊された地底探険車」が沈みかけている様子が。車体には爪痕のようなものも。


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