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ディズニーシーで絶対はずせない7つのポイント ー【 ♯無料公開】『701回通ってわかった ディズニーシーで史上最高の1日を過ごす方法』①ー

子供はもちろん大人が夢中になれる夢の国・ディズニーシー。世界初、「海」をテーマにしたディズニーパークとして誕生し、今年9月には18周年を迎えます。ディズニーシー・マニアのみっこさんが、十数年間にパークに通って集めた、細かな雑学や効率的な楽しみ方、意外に知られていないテクニックやトリビアが詰め込まれた本『701回通ってわかった ディズニーシーで史上最高の1日を過ごす方法』を、今日から特別掲載(無料公開)していきます。「ワンランク上のディズニーシー」の楽しみ方を発見してください!
※本書の内容は2016年4月15日現在の情報をもとに構成しています。また、この内容は筆者独自の取材や見解に基づくものであり、公式のものではありませんのでご了承ください。
【隔日18:00に更新】

<確実にモトがとれる王道プラン> 〜シーで絶対にはずせない7つのポイント〜

その1.「ビックバンドビート」は絶対見たい

 数あるシーのエンターテイメントの中ではずしたくないのが、「アメリカンウォーターフロント」の「ブロードウェイ・ミュージックシアター」で開催されている「ビッグバンドビート」。高い人気を誇るこちらのショーは、シーの15周年イベントが開始した2016年4月からリニューアルし、さらに迫力のあるステージになりました。
   外国人シンガーによる本格的な歌、ディズニーのキャラクターたちによる華麗なダンスなど、クオリティが非常に高く、幅広い年代のゲストが楽しめます。年間パスポートでパークに通うゲストの中には、特定のダンサーやシンガー、演者のファンもいるほど。
 また、ちょっとマニアックな情報ですが、一日の公演のラストの回は「ラス回」と呼ばれ、キャラクターや出演者のアドリブが多く入り、非常に盛り上がる回として有名です。時間の余裕があるならば、このラス回がおすすめです。

その2. こだわりの夜景を満喫

 シーを訪れたからには、美しい風景、中でも「夜景」を楽しみましょう。
 こだわりの風景に調和した、落ち着いた「間接照明」がシーでは多く使われています。例えば、夜のプロメテウス火山には、目立たない間接照明が効果的に当てられ、火山が暗闇にぼんやりと浮かび上がる様子が見られます。
 また、密林の奥地にある不気味な神殿、「インディ・ジョーンズR・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮(以下、インディ・ジョーンズR・アドベンチャー)」の建物にはその不気味さと怪しさを高めるような照明が、アラビアンナイトの世界であるアラビアンコーストには妖艶な雰囲気を演出する照明が使用されています。
 ライトアップの角度は考え抜かれ、綿密な計算のもとに成り立っています。そのためアトラクションや建物が、昼と夜ではまったく違った表情を魅せます。

 また、夜にならないと見られない光の演出もあります。ミステリアスアイランドでは回転するような照明が岩肌に当てられたり、ポートディスカバリーのストームライダー(2016年5月でクローズ)近くでは、空に向けて夜間誘導灯が点灯します。ケープコッドのシンボルである灯台には灯りがともり、小さな田舎町の漁村の雰囲気が広がります。

その3. できればやっぱり泊まりたいホテルミラコスタ

「パークの中にあるホテル」というよりも、「パークの一部」という表現が似合うホテルミラコスタ(以下、ミラコスタ)。
 イタリア語で「海を眺める」という意味の名前を冠したこのホテルは、その名のとおりディズニーシーを一望することができる豪華ホテルです。
 海側の部屋は人気が高く、簡単に予約が取れるものではありませんし、値段もかなり高額。しかし、たとえ海が見えない部屋であってもこのホテルでしか味わえない特別感があるのです。
 パークとホテルを気軽に行き来できる便利さはもちろん、ホテルの部屋に帰った後もシーの雰囲気が味わえるのはミラコスタならではの魅力です。

 さらに、15分前のアーリーエントリー(開園15分前から一部エリアに入園できるディズニーホテル宿泊者の特典)が、シーでは宿泊初日から使えるのも、大きなメリット(ミラコスタ以外のディズニーホテルは宿泊翌日からしか使えない)。
 1泊2日の場合、初日も2日目も15分早くパークに入り、お目当てのアトラクションに乗ったりショーをいい位置で見ることができるのです。

 筆者がおすすめする楽しみ方は、1泊の場合、初日はアーリーエントリーでたっぷり遊び、2日目の朝は部屋でゆっくり過ごす、というもの。早めにパークに入らないのは少しもったいない気もしますが、あえて優雅なホテルで時間をゆっくり過ごすのも最高の贅沢ではないでしょうか。

その⒋ 「遊園地ごはん」ではない、個性的な料理を味わう

 アトラクションやショーに加えて、食事も気になる要素のひとつ。ディズニーランドには、キャラクターモチーフなどかわいらしいものが多いですが、シーでは質にこだわった個性的な料理を楽しめます。

 ロストリバーデルタの「ミゲルズ・エルドラド・キャンティーナ」では、タコスやトルティーヤなど、ディズニーリゾートではめずらしいスパイシーな料理が、「ユカタン・ベースキャンプ・グリル」では、ポークやチキンのスモーク料理が楽しめます。
 下記のレストランもおすすめですので、ぜひ参考にしてみてください。

■記念日のディナーなら……マゼランズ、S.S.コロンビア・ダイニングルーム
静かで上品にお祝いができる落ち着いたレストラン。ショーが見られるミラコスタのレストランもいい。
■小さなお子さんがいるファミリーなら……ケープコッド・クックオフ
「マイフレンドダッフィー」が開催中のショーエリアでは、予約をしなくても、食事をしながらディズニーキャラクターがたくさん登場するショーを鑑賞できる。食事時(どき)は混雑するので、早めの時間帯が◎。
■ご年配の方なら……レストラン櫻(さくら)
園内唯一の和食レストラン。海鮮系メニューやうどん、魚料理などが充実し、日本酒や梅酒が楽しめる。
■コスパを重視するなら……ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ
リーズナブルな価格でも、それなりにしっかりした食事を着席して食べられる。パスタやピザをシェアして食べるのもおすすめ。

その⒌ アトラクションの隠れたストーリーを知る

 アトラクションをお目当てにパークを訪れる方も多いでしょう。スリルやおもしろさなど、クオリティの高さはもちろんですが、シーのアトラクションはその物語や背景がかなり細かく、しっかりとつくられています。
 あとでご紹介する「タワー・オブ・テラー」や「インディ・ジョーンズ®・アドベンチャー」などの物語は、1度や2度の来園ではわからないくらい濃密なもの。 
 それらを知らなくても楽しめますが、事前にガイドブックや公式ホームページなどで大まかな内容を調べてから行くと、楽しさが倍増します。「なるほど! これはそういうことだったのか!」というように、いつもと違った発見があるはずです。

その⒍ 何もしない時間をつくる

 アトラクションやショー、ショッピングなど、魅力が満載のディズニーシー。そんな中、試していただきたいのは「何もしない時間をつくる」こと。
 アトラクションもある程度乗ったし、ファストパス対象時間まで余裕がある……そんな時は、美しい風景が見られるハーバー沿いや、アメリカンウォーターフロントのベンチなどで、アルコールを片手にゆっくりする、という過ごし方もいいと思います。
 お酒が飲めるシーには、のんびりと座って風景を眺められる場所がたくさんあります。あれもしたい、これもしたいと、つい欲張りになってしまいがちなパークですが、足を止めて、風景や音、丁寧につくり込まれた建物や看板などのこだわりを深く感じるのもおすすめです。

その⒎ 季節のお酒を楽しむ

 シーならではの魅力のひとつが、お酒が飲めること。ビールやワインだけでなく、レストランによっては日本酒や紹興酒(しょう こう しゅ)も楽しめます。また、91ページで詳しく解説しますが、季節のイベントに合わせた期間限定のお酒が登場します。例えば、夏はフルーツ系のビアカクテル、冬はチョコレートビアカクテルなどの変わり種(だね)が楽しめます。
 さらに、夏には泡の部分が凍っている「フローズン生ビール」、冬にはホットワインやホットチョコカクテルなどの温かいアルコールも登場します。
 季節のお酒は、パークの案内パンフレット「Today(入園ゲートやチケットブースで入手できるパンフレット)」に載っていますので、入園したらチェックしてみましょう。


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