優秀であればこそ、20代、30代のフリーランス・ビジネスマン・起業家は、藤田田の書籍を全部読みなさい。
20代、30代の方々は、藤田田という名経営者を知っていますか?恐らく、知らない人がほとんどではないでしょうか?では、日本マクドナルドの創業者と言えばどうでしょうか?日本トイザらスの創業者と言えばどうでしょうか?
20代、30代の方々にとって、マック(マクド)に行ったことのない方は少ないかと思います。トイザらスで親におもちゃを買ってもらったことのある方も多いと思います。
20代、30代の方々にとって、すごく身近な会社を経営されていたすごい経営者の方なんだろうな・・・ぐらいの印象を藤田田に抱いて頂けるのではないでしょうか。
株式会社ベストセラーズでは、藤田田著の書籍6冊を新装版にて同時復刊致します。一番古い藤田田著「ユダヤの商法―世界経済を動かす」は、1972年に刊行されました。今から47年も昔の書籍になります。今、日本経済の舵取りをしている著名な経営者の多くが、この書籍によってビジネスで成功するための本質を学んだものと思います。この藤田田の書籍6冊はシリーズ累計307刷、97万部の大ベストセラーとなったものです。
この藤田田の書籍を、”今このタイミング”で復刊するのは何故なのか?その想いを、私、株式会社ベストセラーズ代表取締役/公認会計士 塚原浩和がお伝えさせて頂ければと存じます。
お恥ずかしい話ではありますが、私は、藤田田という経営者をほとんど存じ上げませんでした。藤田田は、2004年、享年79歳で亡くなられました。私は、現在33歳なので、私が18歳の時にこの世から旅立ったということです。恐らく、私と同年代以下の方は、高校生以下の年齢ということになりますので、藤田田という経営者を知らないのが普通なのかと思います。
私は藤田田を著名な経営者の一人ぐらいに思っていたワケですが、ひょんなことから藤田田の書籍を読む機会ができました。それは、モーサテでWASHハウス児玉社長がリーダーの栞というコーナーで藤田田著「勝てば官軍」を紹介して頂いたことがきっかけです。
私はすぐに「勝てば官軍」を読みました。なんとも面白くて一気に読んでしまいました。何が面白いって、歯に衣着せぬ物言いで藤田田という経営者の頭の中をスッとインストールできた感覚があったからです。
次に、DenFujitaの商法シリーズを4冊読みました。これもまた藤田田という経営者の頭の中をスッとインストールでき、ビジネスの本質が至るところに散りばめられており、これまで気づきもしなかったことが多くて、なんて素晴らしい書籍なんだろうと感じました。
そして、最後にユダヤの商法を読もうと思ったのですが、なんと絶版で社内に在庫もない・・・中古本もプレミアムがついてて数万円と高い。私としては、一冊数万円もする本を買うのはかなり抵抗感があったのですが、とりあえず、買って読んでみました。読んで頂ければ分かりますが、本当に沢山の気づきや学びがあり、一冊数万円もしましたが読んで本当によかったと思いました。そして、読み終わってから色々考えさせられました。金を稼ぐとはなんぞや?商売とはなんぞや?そういった根本的なところから、改めて自分の商売人としての主義・信条を問い直しました。
藤田田の書籍は、まるで藤田田に飲みに連れてって頂き、お酒の席で藤田田という経営者の本音を聞けたような読書体験を私は得たワケです。
今のご時世、非常に変化が激しく厳しい時代です。旧態然としたものは否定され、カッコよさやイケてる感が若い世代を中心に求められているような気がします。なんでもかんでも2.0と付けたり、なんでもかんでもアップデートするファッション的なビジネス観を否定はしませんが、この先10年、20年、30年と続く汎用性のある価値観なのかは疑問です。
20代、30代のフリーランス、ビジネスマン、起業家の価値観が、古いものを否定し新しいものを積極的に追い求めているような印象を受けるのですが、古いものを尊重しそれを生かして最前線で勝負するというスタイルがもっと普及しても良いのではないかと感じています。
こんなご時世だからこそ、私は、あえて日本経済の舵取りをされている著名な経営者の方々が、みなさんと同じように若い時に読んでいた本に気軽に触れることのできる機会を提供させて頂きたいと考えました。
一回読んで終わりではなく、1回目はサラッと読んで頂き、2回目はじっくりと自分軸に置き換えて読んで頂き、3回目は自分の言葉に引き直して血肉にし、4回目以降は自分で行動し、悩んだ時、迷った時に参照して頂くことで、藤田田という経営者の頭の中をインストールすれば、若さという可能性が今まで以上に大きなものになると、私は確信しています。
これからの日本経済を担っていく20代、30代の若者が、60代、70代、80代の素晴らしい経営者の方々に負けないためにも、60代、70代、80代の方々が若かりし頃に学んだ「藤田田イズム」も吸収していって欲しいです。
この6冊で藤田田という名経営者のモノの考え方、モノの見方をインストールし、自分の血肉にして頂ければ幸いです。是非とも「藤田田ワールド」をお楽しみください。