まだまだ奥が深いディズニーの世界 ~達人・みっこさんが教えるトリビア~
ディズニーリゾートの達人・みっこ氏の最新作『ディズニーがもっと楽しくなる 魔法のトリビア』。ならではのトリビアが100以上紹介されているが、それでも入りきらなかった未収録なネタをこちらで掲載していきます。まだまだ僕らには知らないことだらけのディズニーの世界。今回は、ディズニーのこだわりが詰まったトリビアを公開。
「子供にしかわからない発見」があるこだわり
様々なこだわりがあるパーク。中にはそのこだわりが「子供にしかわからない場所」にある場合もあります。その場所はスプラッシュ・マウンテンの前を通り、「ビーバーブラザーズのカヌー探検」の方に進む道の途中にあるクリッターカントリーです。
この場所はカヌーに乗りに行かない限り、基本的には通らない道。スプラッシュ・マウンテンのライドショット(落下写真)が購入できる「スプラッシュダウン・フォト」の右脇を通るこの道は、おそらく、パークに詳しい方でもそれ程通らない道です。
この道の「ウエスタンリバー鉄道」の線路の下をくぐる直前にある小さな橋の脇には「枯れてしまって空洞の幹だけになった大木」があります(本物の樹木ではなく、造形物)。この大木には子供一人くらいが入れる空間があります。小さな展望台の様な形をしています。
大人には窮屈なこの場所、中に入っても特に何もありません。しかし、子供の身長でしゃがんでみると…?
この幹の「出っ張った枝」の部分は空洞になっていて、その幹の先端が、「望遠鏡の様に覗ける様になっている」のです。そしてその視線の先には、「スプラッシュ・マウンテンの最頂部にあるシンボルツリーの木がぴったり見える」のです。
これはこの場所をご覧いただければわかりますが、大人の身長では、そこに穴がある事さえ気が付かない高さなのです。
人通りの少ないこの場所で、更にここを覗いた小さな子供にしか発見できない秘密。公式サイトやガイドブックにも載っていない、このように「子どもじゃないと発見できないこだわり」があるのもディズニーらしさですね。
「ビーバーブラザーズのカヌー探検」出発場所の小屋はある会社の事務所
クリッターカントリーで大きな存在感のある「グランマ・サラのキッチン」。そんなサラおばあちゃんのレストランを建設したのはビーバーブラザーズ。同エリアでいくつかの仕事こなしている彼ら。
彼ら兄弟の名は「クローレンス」と「ブリュースター」。スプラッシュ・マウンテンは密造酒の蒸留器が爆発してできたものなのですが、その爆発には彼ら兄弟も影響を受けました。このスプラッシュ・マウンテンは、このビーバー兄弟が建設したばかりのダムが壊れたため、大洪水になってしまったと言う物語があります。
ただ、ダムを破壊されたビーバーブラザーズは、それでもめげずに、破壊されたダムの廃材を使ってカヌーを作り、アトラクション、「ビーバーブラザーズのカヌー探検」を始めたのです。
さて、そんな彼らですが、事務所がどこにあるかご存知でしょうか?あまり知られていないその場所はクリッターカントリーの奥、「ビーバーブラザーズのカヌー探検」のカヌー乗り場にある小屋。ここが彼らの事務所なのです。
事務所の前には木彫りの丸い看板があり、ここに「ビーバーブラザーズの建築事務所」と書かれています。小さくて気が付きにくいのですが、ぜひ探してみてくださいね。