小林しのぶの「駅弁含哺鼓腹(がんぽこふく)」 瀬戸の押寿司/今治駅
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小林しのぶの「駅弁含哺鼓腹(がんぽこふく)」 瀬戸の押寿司/今治駅

雑誌『一個人』編集部です。
『一個人』春号「口福の家ごはん」では、「お取り寄せで愉しむ 県民の味」と題しておうち時間を観光に変える、郷土の味を紹介しています。
そのなかの「駅弁編」にも登場していただいた”駅弁の女王”小林しのぶさんに毎回選りすぐりの「1駅弁」を紹介していただきます。
今回のお弁当は「瀬戸の押寿司」。写真をみると派手さはありませんが凛としていて美しいです。いったいどんなお弁当なのでしょうか・・・。

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「瀬戸の押寿司」を初めて食べたのは昭和の終わりころ。駅弁の師匠である故・林順心さんと列車で四国を廻っていたときに、「とにかくうまい駅弁があるから」と聞いて今治駅に下車。それは素朴な駅でした。当時の駅を知っていると、今の立派な駅舎にはただただ圧倒、恐れ多いです。

駅弁ファンには馴染みのある「瀬戸の押寿司」は、今治市の調製元「二葉」の看板商品。今も人気のロングヒット駅弁ですが、JR四国が平成23年(2011)に実施した「第1回四国の駅弁ランキング」では第2位に入り、いつの時代も四国を代表する駅弁であることが実証されました。

容器は、井桁(いげた)型に組んであり、この容器、一つずつ手作業で組み立てているといいます。その容器の底に熊笹を敷き、上にタイの押し寿司をのせています。実にシンプルな駅弁です。

寿司飯とタイの切り身との間には大葉を挟み、タイの身を透かして大葉が見える演出が成されています。料亭の鯛寿司風、とでも言いますか。食前にたっぷりと目を楽しませてくれます。使用する鯛は今治沖、来島海峡で育った地場産を使用。激しい潮流にもまれて成育するため身がよく締まっている上質の鯛です。

酢締めした後、薄くそぎ切りして寿司飯の上にのせてあり、同封されたプラスチック製のナイフで切り分けて食べます。酢の量を抑えているため、鯛の旨みを十分に味わえます。

駅弁はリピートして食べたいか否かがうまさのボーダーラインと思っていますが、この駅弁は何度でも何十回でも食べたい、と思わせる逸品です。

賞味期限は2日あるので、みやげ物としてもOK。また通販サイトも充実してます。

今治

1400円/二葉/(0898-22-1859)
通販サイト https://osizusi.thebase.in/

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