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これならいつも持ち歩きたいかも!? モダンでユニークなお守り

雑誌『一個人』編集部です。
今回は、昔ながらの“THEお守り”からデザイン性がアップし現代にもマッチする、ハイセンスなお守り。「芸事の上達」と「旅の安全」にご利益のあるお守りをご紹介します!

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芸ごとの道を救ける、モダンで華のあるお守り

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【芸守】
授与所 談山神社
ご利益 諸芸事の上達
初穂料 600円(税込) 

その昔、中臣鎌足と中大兄皇子が蘇我入鹿を誅殺するために密やかに談合した地と言われる多武峰(とうのみね)。その言い伝えから、古くよりこの山は「談(かたら)い山」と呼ばれ、談山(だんざん)神社の由来となっています。

こちらのお守りのなかで人気があるのが、人形のデザインがユニークな芸守です。境内の建物のひとつ、権殿の修理が完成した折、権殿が能の発祥などの古典芸能に重要な役割を果たした場所ということにちなんで、新しくお目見えしました。

「諸芸上達を願うお守りで、どのような芸事でも身体の一部分ではなく、全身が大事であることから人形を模した形になっています。また、いざという時に握りやすいサイズにしています」。

と、このお守りを考案した権祢宜の花房兼輔さんは話します。

TV番組で、ある芸能人がこの芸守を身に着けているのが映ったことから話題となり、海外からも談山神社を訪ねて手に入れる人が多いといいます。

表は芸の旧字体「藝」、裏は鎌足公の「鎌」の紋と談山神社の文字が刺繍されています。白地に赤の縁取りがきゅっと締まった印象を与え、モダンで雅やかな、麗しいお守りです。

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センスとユーモアに脱帽、旅の安全を願う粋なお守り

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【旅行安全守】
授与所 方違神社
ご利益 旅の安全
初穂料 700円(税込)

その歴史は非常に古く、紀元前90年といわれる、堺市の方違(ほうちがい)神社。その名のとおり、ここは、方災除の神社として知られています。昔から神道では、北東と南西は鬼門の方角といわれ、悪い方向に向かう時、いったん別の方向に移動して、方違(かたたがえ)をし、悪い方向を避けてから目的地に移動するという習わしがあります。

この神社は河内、摂津、和泉の三つ国の境に位置し、それぞれの国から見ると、鬼門の方向が変わって方災が相殺されるため、方角のない聖地と考えられてきました。

その聖地で見つけたのが、旅行安全守(りょこうあんぜんまもり)。表には世界地図、裏面には方違神社の名前とともに、さまざまな乗り物が描かれています。 

旅行好きの宮司、神山眞弓さんのアイデアで、なんと堺駅を通る南海電車の特急「ラピート」も描かれている! 地元民だけでなく、電車ファンにも人気のお守りというのも頷けます。

「旅だけでなく、引越しや転勤、出張などのお守りとしても使っていただいています」と神山さん。ブルーの世界地図と乗り物の絵柄が爽やか、かつ、可愛らしくて、ユーモラス。旅心をくすぐる心憎いデザインです。


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