名称未設定_1

ワールドバザールで見守る ディズニーリゾートを作った人々 ~十数年、年間パスポートでディズニーに通う達人・みっこが教えてくれる㉓~

五月に入って、気温もグングンあがって、お出かけ日和な日も増えてくる季節。スペシャルな時間を過ごすためにディズニーリゾートでいく人もいると思いますが、できるだけ混雑は避けたいもの。混雑しないスポットや、意外な楽しみ方を知っておきたい。そこでディズニーの達人・みっこさんに聞いた混雑回避テクニック本『ディズニーの待ち時間を劇的に減らす方法』の内容を本日から毎日、少しずつ特別掲載(無料公開)していきます。ならではの楽しみ方も満載です。【隔日18:00に更新】(『ディズニーの待ち時間を劇的に減らす方法』著/みっこ より引用)

ワールドバザールで見守る ディズニーリゾートを作った人々

待ち時間/0分
おすすめの時間帯/終日

 夢と魔法の王国であるディズニーランド。パークに入って最初にゲストが通るワールドバザールは、遠くにシンデレラ城を望み、高揚感が高まる場所です。
 レンガ造りの入口を通ると、その上部のウインドウの右側(シンデレラ城側から見た場合)に「ORIENTALLAND CO.」と、東京ディズニーリゾートを運営する「株式会社オリエンタルランド」の名前が刻まれています。
 左側には「CASTING AGENCY(キャスティングエージェンシー)」と、キャストの仲介を行う会社の名前、そしてウインドウの中央には「Walter E. Disney」と書かれています。これはウォルト・ディズニーの本名です。
 また、そのまままっすぐ進むとワールドバザールを抜ける直前の左側2階のウインドウには兄の「ROY O. DISNEY(ロイ・オリヴァー・ディズニー)」の名前も刻まれています。
 そして、ランド内の建物に名前を記された日本人がふたりだけ存在します。
 ひとりは高橋政知氏。ディズニーランドの誘致、ディズニーシーの創立に深く関わった人物。
 彼なくして、現在の東京ディズニーリゾートはないと言えるでしょう。シーの完成を目前にこの世を去りました。ちなみにシーのグランドオープン日「9月4日」は、彼の誕生日でもあります。
 彼の名前があるのはワールドバザールの「タウンセンターファッション」の2階ウインドウ。「Office OF LEGENDARY CREATIONS」「MASATOMO TAKAHASHI」と記されています。
 もうひとりの日本人が、加賀見俊夫氏。高橋氏同様、ランドとシー、東京ディズニーリゾートの創立に尽力され、2018年3月現在、株式会社オリエンタルランドの代表取締役会長兼CEOを務めている方です。
 現在のリゾートの更なる発展に尽力され、現在もその指揮を執る彼の偉業をたたえるため、ワールドバザールのビビディ・バビディ・ブティックの2階のウインドウに彼の名前が静かに刻まれています。
 ディズニーの世界の礎を創った偉大な人物と、それを受け継いだ東京ディズニーリゾートを動かしている人々。
 決して目立たない場所ですが、すべてのゲストが必ず通るこの場所で見守ってくれているような気がします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?