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神戸の老舗がタッグを組んだらこうなった 神戸中華焼売弁当/新神戸駅、神戸駅ほか【駅弁含哺鼓腹】

雑誌『一個人』編集部です。
毎回選りすぐりの「1駅弁」を”駅弁の女王”小林しのぶさんに紹介していただいています。
今回のお弁当は「神戸中華焼売弁当」
神戸市の調製元・淡路屋さんが同様にコロナ禍で苦しんでいる老舗中華店・三宮一貫楼さんと出会い、コラボしたお弁当です。


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「ひっぱりだこの蓋」「ひっぱりだこのお猪口」などユニークな企画や新しいアイディアを盛り込んだ駅弁を次々と登場させる神戸市の調製元・淡路屋がこの6月に真っ向から正当派の駅弁を生み出しました。

神戸の老舗中華料理店「三宮一貫楼」とコラボした「神戸中華焼売弁当」です。

不要不急の外出自粛が続き、駅弁業界も大打撃。新幹線の利用客も減り、大手の淡路屋ものんびりしているわけにいかなくなりました。

淡路屋の柳本雄基常務は「日本固有の食文化『駅弁』を絶やしてはならないという使命感から、同様にコロナ禍で苦しんでいる老舗中華店・三宮一貫楼と出会い、お互いの特徴を活かしてコラボレーションしよう!と意気投合しました」とこの新作駅弁誕生の経緯を語ってくれました。

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「神戸中華焼売弁当」は三宮一貫楼の名物焼売が入った神戸らしい中華弁当。国産豚肉のミンチをたっぷり使ったもっちり食感の焼売は、なにもつけずに食べても思わずウマイ!と叫んでしまいます。焼売のほかに麻婆豆腐、エビチリ、ザーサイなど老若男女に好まれる中華の定番料理を詰め込んでいます。

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発売は名物焼売にちなみ、「蒸し料理の日」である6月4日に決めたとのもご愛嬌。

「諦めることを諦めた駅弁屋が作りました! 蒸し料理の日の発売だけに”無視”しないで下さいね」とはジョークが好きな柳本さんの弁。

神戸ビーフもスイーツも有名ですが、横浜、長崎とともに日本三大チャイナタウンである神戸南京町の面目躍如ともいえる中華料理の駅弁。ぜひ食べてみてください。

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ちなみに冷凍弁当として全国発送できるように開発中とか。楽しみです。

「神戸中華焼売弁当」1,000円/淡路屋(078 - 431 - 1682)


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