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ートリビア!「海底2万マイル」「センター・オブ・ジ・アース」 編 ー

子供はもちろん大人が夢中になれる夢の国・ディズニーシー。世界初、「海」をテーマにしたディズニーパークとして誕生し、今年9月には18周年を迎えます。ディズニーシー・マニアのみっこさんが、十数年間にパークに通って集めた、細かな雑学や効率的な楽しみ方、意外に知られていないテクニックやトリビアが詰め込まれた本『701回通ってわかった ディズニーシーで史上最高の1日を過ごす方法』を、今日から特別掲載(無料公開)していきます。「ワンランク上のディズニーシー」の楽しみ方を発見してください!
※本書の内容は2016年4月15日現在の情報をもとに構成しています。また、この内容は筆者独自の取材や見解に基づくものであり、公式のものではありませんのでご了承ください。
【隔日18:00に更新】

海底2万マイル

 高度な文明を誇りながら、海底に沈んだアトランティス大陸。この失われた文明に、海中に適応し、海底で暮らしている人々がいるとの報告を受け、調査のための乗組員(志願クルー)として、ゲストは参加します。
   ゲストはサーチライトが装備されている小型潜水艇「ネプチューン号」に乗り、海底の世界に向かいます。途中、あるトラブルによって潜水艇が浮上しなくなってしまい……という物語。

基本情報

●スタンバイ列の入口からは、地下で並んでいるゲストの姿が見えない。一見空いているように見えても、列ができている場合がある。
●ゲストが乗る潜水艇は6名の定員。船内には、「正面」「左」「右」の3カ所に窓があり、それぞれの前にふたりがけのイスがある。窓から見える風景は3方向で異なるので、複数回乗っても楽しめる。
●スタンバイの待ち時間は短め。平日は終日5分待ちの日も多く、ファストパス対象でなくてもいいと思えるアトラクション(実際、ファストパスが発券されていない平日もある)。
●入園制限クラスの大混雑日になると100分待ちを超えることもまれにあるが、夕方から夜にかけて、必ず空いてくるので、日中100分を超えている時はスタンバイをしないほうがいい。
●暗く狭い空間なので、閉所が苦手な方や小さなお子さんは注意(潜水艇内後方に緊急連絡用の電話があるので、不安な方は乗車時に確認を)。

潜水艇のメーターに隠れた小さなこだわり

 シーのグランドオープンからほとんど姿を変えずにいるアトラクションのひとつ、ミステリアスアイランドの「海底2万マイル」。 ちなみにこの「2万マイル」は潜水艇が潜る深さではなく、航行距離のことです。
 そんな潜水艇にまつわる細かなこだわりを紹介します。乗船すると、「窓から見える光景」にばかり目がいくと思いますが、ぜひ窓の上にある、ふたつのメーターに注目してみてください。
 向かって右のメーターは「DEPTH(深さ)」と書かれた「深度計」で、潜っている深さを表示するものです。
 そして左は「OXYGEN(酸素)」と書かれた「酸素量計」。ふたつとも、中央にはネモ船長の「N」マークも書かれています。
 出発前は深度は「0」を、酸素量計は「満タン」を指しています。しかし、アトラクションが進むにつれて変化していくのです。
 水の中に入ると、深度計の数値はどんどん上昇します。そして、何者かによって地上との交信が途絶えてしまう事態に陥(おちい)ると、深度計の針は赤い警告エリアを示し、計測不能な深さに到達していることがわかります。この時点で、海底2700メートル以上に潜っている、という状態なのです。

 また、酸素量計は数値がどんどん下がっていきます。深度計と同じく、こちらも警告エリアに達します。
 そして無事危機を脱出し、地上に戻る場面になると、深度計の目盛りはぐんぐん下がり、地上に到達した時には、「0」に戻っているのです。

 一方、この時酸素量計の目盛りを見てみると、残りわずかの酸素量になっていることが確認できます。ギリギリの酸素量で、地上になんとか戻ってきた……という状態を演出しているのです。
 潜水艇内はほぼ真っ暗で、なかなか気がつかない部分ですが、ぜひ確認してみてくださいね。

センター・オブ・ジ・アース

 謎の天才科学者「ネモ船長」が開発した地底走行車に乗り、探検する物語。美しい水晶の洞窟や巨大なキノコの森、未知の発光生物などが見られる不思議な地底世界をゲストは進みます。
 ところが火山活動が活発化し、地底走行車は予定のコースをはずれて、未知の世界へと突入、溶岩とともに山頂から噴出されてしまう……というストーリー。

基本情報

●プロメテウス火山の山頂付近から急降下する際の最高速度は時速75キロで、東京ディズニーリゾートのアトラクションの中でもっとも速い。
●人気が高く、終日待ち時間が長い。閉園間際になると減ってくるが、週末などは劇的に短くなることはない。
●ファストパスでも、乗車までに15分程度時間がかかることがある。混雑時はアトラクション終了まで20~30分程度かかると考えたほうがいい。
●急加速・急降下があるため、乗車時に落とし物が多い。特にポケットに注意。
●年1回程度、改修にともなうアトラクション休止がある。休止期間中、公式ホームページなどで告知はいっさいされないが、無料プログラム「マグマサンクタムツアー」が開催されることがある。このツアーでは、施設内のさまざまなプロップス(小物)や物語についてキャストが解説してくれる。

世界最高速度を圧倒的に上回る「超高速エレベーター」

 アトラクションに乗車する前、ゲストは、ネモ船長が建設した(という設定)「Terravator(テラベーター)」に乗り、地底の「ベースステーション」まで降ります。「テラベーター」とは、「地球(terra)」と「エレベーター」を合わせた造語です。

 このテラベーターがベースステーションまで降りていく距離は、約440ファゾム(fathom)、という設定です。「ファゾム」とは、ヤード・ポンド法の長さの単位で、主に深さを表す時に使われます。1ファゾム=2ヤード=6フィート=1・8288メートルとなり、そこから計算すると440ファゾムは約800メートルもあるのです(もちろん実際にはそこまで移動していません)。
 乗り場には、テラベーターの説明書きが英語で書かれています。この一部を訳すと、「地熱を供給して動力とする装置で、人間や物資を運搬することができる。(18名の乗組員の場合)秒速14・5ファゾム(約26.5メートル)で、440ファゾム(約804メートル)の運搬が可能」という内容です。
 地上からベースステーションまで440ファゾムですから、説明書きの「秒速14・5ファゾム」で割ると、約30秒で移動することになります。

 ここに驚きのこだわりがあります。実際、テラベーターは説明書きの速度のとおり、ゲストが乗ってから約30秒でベースステーションに到着するようになっているのです。誰も気がつかないような、こんな細かなところにまで設定が活かされているのです。
 私たちが普段使っている一般的なエレベーターは、分速30~60メートル程度。秒速にすると、0・5メートル~1メートルほどです。ちなみに東京スカイツリーのエレベーターは秒速約10メートルとかなり速いです。

 参考までに、現存する世界最高速度のエレベーター(2015年12月現在)は、中国にある高層ビル「上海タワー」の三菱電機製エレベーター。この最高速度が秒速18メートルであることを考えると、このテラベーターはそれらを軽く上回る、圧倒的な速度であることがわかります。ネモ船長はとんでもないものをつくっていたのですね。



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