名物と人気SLが合体した特別な駅弁 SL大樹日光埋蔵金弁当プレミアム/東武日光駅ほか(小林しのぶの「駅弁含哺鼓腹」)
雑誌『一個人』編集部です。
毎回選りすぐりの「1駅弁」を”駅弁の女王”小林しのぶさんに
紹介していただいています。
今回のお弁当は日光市の「日光鱒寿し」です。
SL大樹がお弁当に! これは鉄道ファンならずとも
欲しくなりますね!
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SLにのった清流の鱒寿し
世界遺産「日光の社寺」を擁する栃木県日光市。玄関口となる駅はJR日光駅と東武日光駅があるが、駅弁が販売されているのは東武日光駅だ。両駅は隣接しているが、乗降客は圧倒的に東武のほうが多く、閑散としているJR駅と違って東武駅は売店も多くとても賑やか。私も毎回東武日光駅を利用している。
東武日光駅の名物駅弁は、なんといっても「日光鱒寿し」だ。塩と米酢で締めた上等なマスを、生ゆばを挟んだ寿司めしにのせたもので、一度食べたら忘れられないうまさ。ごはんは栃木県の米どころ高根沢町産のコシヒカリを使っており、厚みのあるマスと生ゆばの絶妙な量が寿司めしを引き立てている。
8月7日、その鱒寿しをSL大樹にのせた新駅弁「SL大樹日光埋蔵金弁当プレミアム」が発売された。SL大樹を模した容器は重厚感、高級感がありSLファンならずとも欲しくなる。
鱒寿しとともに添えられているのは金のシャベルスプーンと金のミニ日本刀!いや日本刀ではなく金色のナイフだ。金の刀で日光鱒寿しをカットして金のシャベルスプーンで「いただきます!」。う~ん、殿様になった気分。
ちなみにシャベルスプーンには「SL大樹C11 207」、金色大樹の刃には「SL大樹C11 325」の刻印入り。たまりませんね。
販売場所は東武日光駅、下今市駅、鬼怒川温泉駅ほか日光道の駅 日光街道ニコニコ本陣で。取り寄せも可能だ。
ぜひ食べてみて!
SL大樹日光埋蔵金弁当プレミアム 2000円
日光鱒鮨本舗 0288-26-6550
小林しのぶ
日本フードアナリスト協会評議委員。駅弁愛好家。
「食」「郷土」にまつわる風俗・民俗・文化を中心に取材活動を続ける。駅弁の食べ歩きは30年以上に及び、食べた駅弁の数が5000を超えることから“駅弁の女王”と呼ばれる。調製元との以上に及び、食べた駅弁の数が5000を超えることら“駅弁の女王”と呼ばれる。調製元との駅弁開発、プロデュースも手がける。 新聞、雑誌、ウエブ等に連載多数。著書に「全国美味駅弁 決定版」(JTBパブリッシング)、「超いまうまい帖」(ぶんぶん書房)ほか多数。
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