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肩こり、猫背、目の疲れ、ネガティブ思考まで変わる!スマホの持ち方

老け見えや不調を引き起こすのは、ふだんの悪い「くせ」の蓄積です。それらの予防策が満載の『おとなの美人習慣』から、「スマホ」にまつわる簡単な習慣をご紹介します。アンチエイジングデザイナーである著者が実演する動画とあわせて確認してみてください。

※著者・村木宏衣さんによる実演付きのトークイベントが1月26日に開催されます! 詳細はトップページ記事をご覧ください。

 心が落ち込んでいるときは、うつむいて猫背になってしまいがち。ですが逆に、「猫背でいるから心が落ち込んでいる」ということもあり得ます。
その理由は、血流が滞るせい。猫背でいると、背骨の血流が妨げられ、新鮮な酸素を運ぶ血液が脳まで巡っていきにくくなります。すると、集中力が落ちたり、気分がぼんやりとうつっぽくなったりしてしまうのです。

 さらに、目元の血流も悪くなるために、視界が狭くなってものが見えにくくなり、疲れやイライラを増してしまうこともあります。 「私は猫背じゃないけど……」という方も、スマートフォンは日常的によく見ているのではないでしょうか。このスマホを覗き込む姿勢も、メンタルにはよくない姿勢。まず、下を向くこと自体が気分の落ち込みを招き、思考がネガティブになる原因につながります。

 また、揺れる電車の中でスマホを見ていると、揺れに合わせて画面を目で追うことになるので、「毛様体(もうようたい)」という目の筋肉を酷使して疲れをため込んでしまいがち。ちなみに、長時間下向きでいれば顔もたるんでしまうので、美容の面でもいい姿勢とはいえません。

 そこで私が実践しているのが、「スマホを目の高さに上げて見る」習慣です。スマホを持つ手と反対の手で支えるのがポイント。動画で確認してみてください。

 猫背やスマホ以外にも、普段の姿勢によってどこかがゆがんでいれば、やはりメンタルへの影響は表れてきます。体がゆがむと、最終的には首とあごでバランスをとって体を支えることになるために、首まわりにとても負担がかかるのです。すると、脳まで血液が行きわたりにくくなって、なんとなく思考がネガティブになってしまいます。

 試しに、簡単で結構ですので、頭皮をほぐすマッサージをしてみてください。マッサージをした後は、視界がパッと明るくクリアになって、気分がリフレッシュするのを感じていただけると思います。頭皮の血流というものは、それほど大きな影響力があるのです。

私自身、頭皮をほぐすことを習慣づけるようになってから、ものごとの捉え方がおおらかになり、仕事のアイデアなども浮かびやすくなったのを実感しています。何より、「落ち込んでいるのは頭に血が巡っていないからかも?」ということを覚えていれば、落ち込んでもあわてず対処をすることができるでしょう。

 プラス、目線は普段から少し上へ向けること。下を向いていると気持ちも下がってしまうものです。「ちょっとモヤモヤしているな」と思ったときこそ、意識して姿勢を正し、目線を少し上へ向け直すことをおすすめします。

<著者プロフィール>
●村木宏衣(むらきひろい)/アンチエイジングデザイナー

大手エスティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の様々な悩みに対して問題の根本に働きかける独自の『村木式整筋』メソッドを確立。
ゴッドハンドとしてその技能が高く評価され、女優やモデルからの信頼も厚い。
現在は自身の2018年に設立した「Amazing♡beauty」のサロンワーク、パーソナル整筋指導、講演活動の他、日本だけに留まらず、海外のセレブリティVIP顧客を対象に‘‘村木式”を世界に伝える活動を行っている。



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