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こんな感じの写真なら“いいね”もらえる!プロカメラマンがやってる『映え写真』の撮り方

”一億総カメラマン時代”と呼ばれる現在。SNSでの投稿で『いいね』をもらえるのは、やっぱりいい写真が多いアカウントと相場は決まっている!
 ということで、もう少し自分の色のある写真を撮ってみたいし、テクニックも習得したいですよね。スマホもお手軽でいいけど、違いつくるには、一眼レフへの挑戦をおすすめしたい?
  難しそう? 大丈夫。現場でバリバリに活躍するプロのフォトグラファー・山仲竜也さんに“いいね!”が連打される写真を簡単に撮る方法を教えてもらった。初心者でも簡単に使うことができ、かつエモい写真が撮影できる10の方法を伝授していく。

今回のナビゲーター
フォトグラファー/山仲竜也さん
「さり気なくしゃれた写真が撮れるテクを教えます!」

ファッション誌をはじめ、アーティストやファッションカタログなどで活動中のフォトグラファー。メンズ、レディスを問わず活躍中。スタッフからの人望も厚い。

#1 「自然光」でポートレートをナチュラルに

ポートレートを撮る時にもっとも重要なのが自然光。自然光で撮るとソフトな仕上がりになるからだ。「例えばカフェなら窓際で斜めから自然光が入るところ。さらにレースのカーテンなどで光がディフューズされていると柔らかく撮れてベスト」(山仲さん)。さらに単焦点(50㎜程度)のレンズを使って絞りを開放で撮れば背景がボケて、しゃれた雰囲気に。

【ポートレートをオシャレに撮るための3か条】
1.自然光(できればサイド光)が入る場所で撮る
2.背景をぼかして被写体を立たせる
3.単焦点(30 ~50mm位)のレンズを使う

#2 「逆光」を上手に利用すればソフトな雰囲気に

晴れた日に外でポートレートを撮ると、目の下や頬に影ができてキレイに写らない。太陽が真上にある時間帯に順光でポートレートを撮るとこうなってしまうのだ。この場合、逆に太陽を背にして被写体を立たせれば、柔らかで美しく撮れる。「画面の中央を重点的に測光するモードで被写体の顔に露出を合わせると肌の色も自然に美しく撮れますよ!」

<順光の場合>

<逆光をうまく使った場合>

被写体の顔に露出を合わせて逆光で撮ることで、顔に影が落ちずに自然なポートレートに仕上がる。「逆光はハレーションが起きやすいので、それを利用するのも手です」

#3 「ブレあそび」で幻想的なナイトフォトに

一眼カメラで挑戦してみたい夜の撮影。スローシャッター機能が付いていないスマホのカメラでは撮ることができないのが、こんな幻想的なナイトフォト。「三脚を据えてスローシャッターで街を走るクルマのヘッドライトを撮影したり、手持ちでワザとブラして繁華街のネオンを撮影するだけでアートな写真になりますよ」

壁や手すりを利用してカメラを固定すれば、三脚を使わなくてもスローシャッターでの撮影が可能。最近の一眼レフは高感度撮影の画質も急速に向上しており感度をあげて撮影するのも手。

#4 「モノクロ」でドラマチックに

なんとなく写真のイメージが固まらない。そんな時はモノクロにするのもオススメ。カラーでは味気ない写真でもどこかドラマチックになる。「自分の表現したいことを明確にするためにモノクロにするのも手。このバイクはポップな色合いなのですが、モノクロにすることで情報量が減りバイクの存在が引き立ったりするんです」。

「ゴチャゴチャした路地裏の街並みやヤレた金属物と相性が良いですよ」

例えば、どことなく寂し気な街の風景だったり、錆びた工具だったり、冷たい空気感を出したい時にもモノクロは有効だ。

#5 「ナメ」れば映画のワンシーンのように

レンズをやや隠すように植物の葉などを入れ込んで撮ることを“ナメる”と言う。あえてこうして前ボケを入れて撮影することで、まるで映画のワンシーンのような仕上がりに。「望遠レンズを使うと、より被写体との関係性に距離が生まれるので、のぞき見感が強くなります。ピントはしっかり被写体に合わせるのがコツ」

絞りを絞ってパンフォーカス(画面全体にピントが合っている状態)で撮るよりも、絞りを開放気味にして被写体にピントを合わせたほうが、主題がより明確な写真仕上がる。

#6 「構図」を工夫して上級者風に

被写体を「ドーン」と真ん中に置く「日の丸写真」は、初心者が撮りがちな写真で、若干おもしろ味に欠ける。そこでオススメなのが三分割構図。これは「画面を上下左右に三分割して、その線上や交点を意識しながら撮影する技法です。画面に安定感と動きが生まれ、簡単に上級者風の写真を撮ることができますよ」

長方形の縦横をそれぞれ三分割して、その交線上に被写体を置く構図のこと。バランスの良い写真が撮れる。

<いつもの真ん中構図も…>

↧ 三分割構図を意識しながら被写体の立ち位置を中心からずらすことで雰囲気のある写真に。

#7 「自然光」と「ぼかし」で食べ物を美味しく見せる

SNSで一番アップしたいのは美味しそうなフード写真。「室内ポートレートと同じく、まずは自然光の入るところで撮るのが大前提です。一眼カメラを使うのなら、レンズのボケの美しさを生かしてピントも浅めに。一番美味しそうなところにピントを合わせて撮りましょう」。フードフォトも日の丸写真になりがちなので、三分割構図の意識を忘れずに。


「ソースとアボガドのとろりとした部分にピントを合わせました」(山中さん)。背景にコーヒーや小物類が入るとライブ感のある写真になる。

#8 「会話術」で笑顔を引き出す

ポートレートで大切なのは、被写体の自然な表情。緊張させないためにはコミュニケーションが大事だ。「シャッターを押している間ずっと話しかけるくらいでちょうどいい。とにかく褒める続けると、だんだん表情もほぐれてきますよ」

「“撮る側”が笑うことで“撮られる側”も笑顔になります!」

「いいね!」といった簡単な褒め言葉でもオーケー。だんだんと被写体もノッてくるので、照れずに連発しよう。

#9 「アウトフォーカス」でアートな雰囲気に

こちらも”#4”のモノクロと同じく情報量を減らすことによってアーティスティックな写真を撮る方法。「わざとピントをズラして撮る技法で、色味や輝度差のある被写体にマッチします。抽象画を描くような気持ちで構図を考えて撮ってみましょう」

<普通に撮るとこんな感じ>

<アウトフォーカス>

普通にピントを合わせて撮ると、ただのバラの写真。が、思い切りピントを外して撮ることで幻想的な写真へと変貌。

#10 「犬・猫目線」で動物をより可愛くリアルに

食べ物と並んでSNSで人気なペット写真。動きのある被写体ゆえに他の被写体よりも難易度も高めだが、果たして…。「人間の目線だと偉そうな写真になりがちです。思い切り腹ばいになってペットと同じ目線で撮ると、可愛い写真に仕上がりますよ」

絞り気味で撮影すれば、ピントが外れる心配も減る。「ピント幅のある広角レンズでペットに近寄って撮ればピントも外れにくく、背景もしっかり写り込みます」


Photo&Supervision:TATSUYA YAMANAKA[Q+A],YUICHI SUGITA,HIROAKI KAWATA/Model:MIYUKI MATSUO,NAHO NAGANUMA/Text:SYUNSUKE HIROTA

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救われます
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