【 #無料公開】『701回通ってわかった ディズニーシーで史上最高の1日を過ごす方法』著/みっこ⑨ ーデートがうまくいく! 静かで落ち着ける厳選スポットー
子供はもちろん大人が夢中になれる夢の国・ディズニーシー。世界初、「海」をテーマにしたディズニーパークとして誕生し、今年9月には18周年を迎えます。ディズニーシー・マニアのみっこさんが、十数年間にパークに通って集めた、細かな雑学や効率的な楽しみ方、意外に知られていないテクニックやトリビアが詰め込まれた本『701回通ってわかった ディズニーシーで史上最高の1日を過ごす方法』を、今日から特別掲載(無料公開)していきます。「ワンランク上のディズニーシー」の楽しみ方を発見してください!
※本書の内容は2016年4月15日現在の情報をもとに構成しています。また、この内容は筆者独自の取材や見解に基づくものであり、公式のものではありませんのでご了承ください。
【隔日18:00に更新】
デートがうまくいく! 静かで落ち着ける厳選スポット14
いつも大勢のゲストでにぎわうディズニーシー。混雑期の週末などは、どこも人がいっぱいで、アトラクションやレストランの待ち時間も相当長くなります。
ここでは、比較的人が少なく、カップルでゆっくり落ち着いて話ができるような場所を紹介します。お酒を片手に、美しい夜景を見ながら過ごすのもおすすめです。
<メディテレーニアンハーバー>
スポット1■「ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ」の屋外のテラス席
基本的にはレストラン利用者のためのスペースですが、レストランの外からも入ることができ、テーブルとイスが多いため、ゆっくりできます。
スポット2■夜のショーや花火後のフォートレス(要塞)上部
日中やショー前後はにぎわっていますが、夜になると人が極端に少なくなり、静かな雰囲気が広がります。
スポット3■フォートレス(要塞)前にあるガリオン船の南側、階段横のベンチ
人通りがある場所から見えにくく、ミラコスタとハーバーを見ながらゆっくり落ち着けます。
スポット4■フォートレス(要塞)前にあるガリオン船の北側、「カーゴ・プレイグラウンド」の周辺
昼間は多くのお子さんでにぎわいますが、夜になると人が減ります。海面に反射するミラコスタの灯りがきれいです。
スポット5■リドアイルの西側、ポンテ・ヴェッキオ橋付近(プロメテウス火山側)
絶景スポットとしてもご紹介している場所。中でもより低い場所には、ショーの時間帯以外はほとんど人が来ません。園内が混雑している時でも人がかなり少なく、静かな場所です。
<アメリカンウォーターフロント>
スポット6■「レストラン櫻」裏側のデッキ
メイン通りからはずれた場所にある、ハドソンリバー沿いのデッキ。パークに詳しくない方は、その存在さえも知らない場所であり、終日穏やかな雰囲気が流れています。
スポット7■ハドソンリバードックにある桟橋の奥
コロンビア号前の広場から西側に伸びている3本の桟橋の真ん中、32番埠頭(Pier32)。この奥の屋根がある場所。目立たず夜は暗くなるので、人があまり通らず落ち着けます。
スポット8■ケープコッドの灯台付近
ケープコッドにある赤と白のストライプの灯台。少し高台にあるここは、夜になると静かな雰囲気になります。特に灯台の南側(東京湾側)は人が来ることも少ないです。
スポット9■赤い鉄橋ハドソンリバーブリッジを越えた左側
ケープコッドに向かう時に通る、コロンビア号前の赤い鉄橋を渡りきった場所の、左側のスペース。暗くなると、その存在すらもわかりにくくなります。また、通路を挟んで反対側にある、樹木で囲まれたスペースは元喫煙所でしたが、現在はベンチが置かれ休憩場所となっており、静かです。
スポット10■ケープコッドのクランベリーボグロード
ケープコッドの東側、ハドソンリバー沿いの道。ある程度の人通りはありますが、終日落ち着いた雰囲気です。河に反射する水のきらめきを眺めながら、ゆっくりできます。
<ロストリバーデルタ>
スポット11■一番南側の橋を越えて左側周辺のベンチ
ロストリバーデルタにかかる3本の橋の一番南側にある橋を(西側方向へ)渡り、左に大回りするスロープの付近。夜は静かな光景が広がります。
スポット12■「ユカタン・ベースキャンプ・グリル」奥の屋外ダイニングエリア
このレストランは屋内エリアと屋外エリアに分かれています。夜になると屋外のダイニングエリアは人が少なく、秘境の雰囲気を味わえます。
スポット13■「ミゲルズ・エルドラド・キャンティーナ」の1階屋外ダイニングエリア
ロストリバーデルタの河沿いの、ウッドデッキがあるテラス席。昼間は日差しに照らされる人気のスポットですが、夜になると落ち着きます。心地いい風を感じながらゆっくりお酒を嗜(たしな)むことができます。
<ポートディスカバリー>
スポット14■アクアトピア南側の出口付近、ストームライダー誘導灯のベンチ
アクアトピアのアトラクションに南側(東京湾側)の乗り場から乗車した場合、出口に円形のコンクリートのベンチがあります。夜は人通りが少なくなるので、ロストリバーデルタに向かう蒸気船を、ゆっくりと座って眺められます。
出会えたらラッキー! 「タートル・トーク」のレアケース
ディズニーリゾートには、一度訪れただけでは体験しきれない、質・ボリュームともに充実した魅力的なエンターテイメントがあります。
「また来たい!」「また体験したい!」とゲストに感じさせる細かな演出は、特に人気のアトラクションに多く見られます。
例えば、「インディ・ジョーンズR・アドベンチャー」。ジョーンズ博士がゲストに向かって話しかけるシーンが合計3回ありますが、このセリフには、それぞれ複数パターンあるのです。また、クリスタルスカルから煙幕の攻撃を受ける場面の、クリスタルスカルのセリフも4パターンあります。
また、「タートル・トーク」には、通常版と異なるレアケースが存在します。
後半、亀のクラッシュが「女性用のビキニ」を持ってくるシーンがあるのですが、ごくまれに、ディズニー映画『トイ・ストーリー』シリーズに登場する「バズ・ライトイヤー」のフィギュアを持ってくるパターンがあるのです。これは非常にめずらしいなケースで、もし見られたらラッキーですね。
「タワー・オブ・テラー」では、落下回数やスリル度が増す特別版「LEVEL13」が、冬の時期に行われていることを知っている方は多いのではないでしょうか。この特別版が登場したのは2012年。
2006年に「タワー・オブ・テラー」が完成し、当初から落下パターンを変化させられる仕様との話もありましたが、あえてそれをすぐに使わず、なんと6年も経ってから、特別版を導入したのです。
これは、アトラクションの存在が世間一般に浸透する時期を考え、マンネリ化を防ぐために、新しい驚きや感動を提供しようとしているためなのかもしれません。
こんなところがディズニーらしいこだわりですね。
今後も、このようなパターンを変化させる試みは行われていくでしょう。中でも、コストをかけることなく容易に大きな変化がつけられる「映像系」のコンテンツで積極的に行われることが予想されます。
例えば、現在大人気の「トイ・ストーリー・マニア!」。今後は映像ソフトが変えられ、「クリスマスバージョン」なども登場するかもしれませんね。
ディズニーリゾートはパークに訪れるほとんどの方がリピーターと言われています。このようなゲストを飽きさせない工夫や配慮が、多くのリピーターを生んでいる要素のひとつと言えるでしょう。
人がいないゴンドラ乗り場で写真を撮る方法
ディズニーシーでは、どこで写真を撮っても絵になります。中でも、ヴェネツィアの運河が再現されたパラッツォ・カナルのエリアは圧巻です。終日穏やかな雰囲気が流れ、昼夜を問わず美しい光景が広がります。
このエリアで人気なのが「ヴェネツィアン・ゴンドラ」。ゆったりと巡る船旅は、ディズニーシーならではと言えるでしょう。ゴンドラに乗って出発すると、まもなくメディテレーニアンハーバーに出ます。ここから眺めるミラコスタの景色はおすすめです。
意外に知られていませんが、ゴンドラは夜も運行されています。ハーバーショーの前後は運休となりますが、ショーが終わり、しばらくすると再開されます(運行の有無や時間は時期により異なります)。
常に多くのゲストが行き交うパーク内。しかも、人気のゴンドラ乗り場付近で、「ほとんど周りに人がいない状態で写真を撮る方法」をここでは紹介します。
狙うべきは、ハーバーショーが開催される前後の時間帯。この時間帯は、ゴンドラ乗り場へと向かう橋の手前にキャストが立ち、ゴンドラが運休中である旨が伝えられます。
この時、基本的には橋の先の乗り場に行くことができませんが、キャストの方にお願いをすると、橋の上やその先の乗り場で写真を撮らせてもらうことができるのです。通行が締め切られた直後の時間帯は人が多いですが、ショーが始まると、ほとんどゲストがいない状態になります。
ただ、これは公式なサービスではなく、その時のキャストの判断にもよります。立ち入りできない場合もありますので、必ず確認してみてくださいね。