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中国からこんにちは-40男のJUNKレポート ※一部エロ有

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中国在住・40過ぎの元雑誌編集者が、日本とアジア(主に中国)を飛び回って見聞きし、思ったことや感じたことを徒然とお届けするカオスなマガジンです。 ピュアな純愛ネタからセックス関連… もっと読む
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#アジア

騙されても、ぼったくられても …それでも愛して止まないカンボジア

 次の休みは、どこへ行こう?  カレンダーを見るたびに、ついそんなことを思案してしまう旅行好きの皆さん。「もしまだ訪れたことがないのなら…」という前提付きではあるものの、おすすめしたい国がある。それは、アンコール遺跡を戴く歴史ある王国であり、アジアで最も発展が目覚ましい国のひとつ、カンボジア。  長く続いた内戦を終え、平和を取り戻したはずが、未だにその傷跡をしっかり引きずるカオスな国である。  カンボジアはかつて、旅人たちから「幻の国」と呼ばれてきた。一体、何が幻か。その言

ハート・オブ・アジア─台湾が世界に誇るもの

ガイドブックが取り上げない台湾の魅力「近くて、あったかい台湾に行こう」  こんな謳い文句で台湾を特集する雑誌が、近頃は掃いて捨てるほどある。  旅行専門誌はもちろん、女性誌でも台湾テーマはもはや定番。ちなみに冒頭に紹介した見出しは日本が誇るゲイ雑誌『BAdi(バディ)』のものである。今やありとあらゆる日本人にとって、台湾は間違いなく、最も身近な海外といえるだろう。  旅の目的はグルメやパワースポット巡り、角刈りガチムチのイケメン探しまで人それぞれ。むろん楽しみ方は各人の自由

『トリップアドバイザー』がお薦めするアジアのベスト・オブ・ビーチに行ってみた

旅行口コミサイトで味わった苦い経験 アジアNo.1リゾートアイランド・タオ島。そんな謳い文句に心揺るがされる人は、きっと多いと思う。  誰が決めたNo.1か?   これ、ご存知の方も多いと思うが「トリップアドバイザー」という世界で最も有名な旅行口コミサイトが毎年発表しているランキングで、タイのタオ島が選ばれたのは2014年頃。当時サラリーマンだった自分は休みが全く取れない生活を送っており、結局現地を訪れたのは2017年のことだった。  行ってみて、驚いた。ビーチはかろうじ

【閲覧プチ注意】女子よりも、女子らしく…女性にも感じて欲しいレディボーイ(オカマちゃん)の輝き

ニューハーフと10年付き合ったある先輩の話 地元の先輩に、ニューハーフの娘と10年付き合っていた人がいた。  それって、どういう感じなのかしら。当時まだ20代で世間知らずだった自分にはニューハーフなるものがいまいちピンと来ず、先輩からいろいろ聞き出そうと試みたが「いやーハハハ」などといっていつも話を濁されるのがオチであった。  まあしかし、普通ではないな。さすが先輩。といった感じで、よく分からないけれども一目は置いていた。  その先輩、実際普通ではなく、かつてビデオの宅配とい

日本凋落を、誰よりも悲しむアジアの日本語学習者たち【アジアン・レポート】

せっかく学んだ日本語が、ある日、何の役にも立たなくなる「日本いい国強い国、世界に輝く偉い国」  などと言ってアジアの盟主を自認し、世界に戦いを挑んだ挙げ句、コテンパンに敗れ去った戦前の我らがニッポン。もう二度と戦争しまいと心に誓い、奇跡的な復興を遂げて再びアジアに君臨したが、あろうことか爆発的な経済成長を遂げた中国にその座を奪われ、今日に至っている。  豊かであることには変わりはない。でも、もうどう背伸びしても金の面では中国に敵わない。そんな状況を「今に見ておれ」と歯ぎしり