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中国からこんにちは-40男のJUNKレポート ※一部エロ有

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中国在住・40過ぎの元雑誌編集者が、日本とアジア(主に中国)を飛び回って見聞きし、思ったことや感じたことを徒然とお届けするカオスなマガジンです。 ピュアな純愛ネタからセックス関連… もっと読む
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#クリスチャン

未知の言語で祈りを捧げる中国人たち-中国の地下教会に行ってきた-

 中国のキリスト教には「方言祷告(ファンイェンダオガオ)」というものがある。  直訳すれば「方言による祈り」。そう聞くと、その土地に根ざした言葉でお祈りをするものとイメージされる方が大半ではなかろうか。  しかし、これは日本でいえば、京都弁や博多弁でイエス・キリストに祈りを捧げるようなもの。  「うちらの罪を堪忍しておくれやす、うちらも人様の罪を許しますさかいに」  といった感じであろうかと、自分も最初はそんな風に思っていた。  実際、広大な国土を持つ中国には、数え切れない

ハードコア・中国人クリスチャンは中華の大地で神の国を夢見る-中国の地下教会に行ってきた-

クリスチャンの信仰心は受難によって磨かれる イスラエルの米大使館、エルサレムに移転決定。  もう昨年のニュースではあるが、世界の多くの人々がトランプ大統領を批難する中、当時自分の周囲にはこの一件を拍手喝采で称える人々、というかチャイニーズの皆さんがやたらと多かった。キリスト教右派、もしくはキリスト教原理主義のハードコア・中国人クリスチャンである。  筆者が中国でキリスト教に巡り合ってもうすぐ1年。主のお導きかそれとも聖霊さまのはたらきか、理由はまったく不明なれど、これまで

チャイニーズ・クリスチャンに救いの日は来るか?-中国の地下教会に行ってきた-

信教の自由がない国で神を信じる中国人 突然だが、あなたは中国人にどんなイメージを持っているだろうか。  何事も大雑把でやたらと声が大きく、公共心のカケラもない上に頭の中は金のことばかり…。そんなネガティブな印象を持つ方は少なくないと思う。実際、そういう輩は、少なくない。というか多い。  でも、すべての中国人がそんなお定まりのテンプレートに当てはまるわけでは決してない。信じがたいかもしれないが「絶対に嘘をつかない」「人を騙したりしない」「困っている人がいたら必ず手を差し伸べる」