ディズニーでの食事は「早すぎるくらい」が ちょうどいい ~十数年、年間パスポートでディズニーに通う達人・みっこが教えてくれる⑥~
2019年のGW(ゴールデンウィーク)は10連休。夢の国・ディズニーランドに出かける人も多いはず。ただ混雑が予想されること必至な時期。そこでディズニーの達人・みっこさんに聞いた混雑回避テクニック本『ディズニーの待ち時間を劇的に減らす方法』の内容を本日から毎日、少しずつ特別掲載(無料公開)していきます。【毎日18:00に更新】
混雑する傾向があるポップコーン売り場
短縮時間/最大30分程度
有効な時間帯/終日
ディズニーリゾートの定番フードといえば、ポップコーン。人気の売り場は常に長い列ができていますが、できれば食べたい味のポップコーンを購入したいですよね。
「場所柄目立ちやすい売り場」「人気アトラクション&施設近くにある売り場」「主要な通り道にある売り場」は混雑する傾向があります。ちなみに、シーよりもランドのほうが混雑しているイメージです。
食事は「早すぎるくらい」が ちょうどいい
短縮時間/最大2時間程度
有効な時間帯/10時30分ごろ、16時30分ごろ
ディズニーリゾートの楽しみのひとつである食事。しかし、レジに並んで座席を探して、それから食事……と時間のロスが生じます。
パークが混雑している日はレジに並ぶのに30分以上、そして席を探すのにも30分以うえ、それに食事時間を加えると、ひどい時は食事をするだけで約2時間も費やしてしまう事もあります。
パークのレストランは、一体どの時間帯がとくに混雑し、どの時間帯であれば快適に利用できるのでしょうか?
午前10〜11時くらいの時間帯であれば、座席を選んで座れるレベルですが、11時以降になると、急激にレジに並ぶ人が増えてきます。そして、やはりピークは正午12時過ぎです。レストランによっては、建物に入る事もできず、外に長い列ができる事もあります。
こうした傾向から、混雑を避けるためにはピークになる「12時過ぎの時間帯をはずす」のがポイント。ただし、狙うべきはピークの前の時間帯です。
後ろの時間帯にずらしても、ピーク時にレストランを訪れたゲストが残っているためあまり意味がありません。
おすすめなのは「昼食は10時30分頃」、「夕食は16時30分頃」です。「ちょっと早すぎるのでは……」と思う方もいるかもしれませんが、効率を重視するなら効果的です。この時間帯なら、入園制限クラスの混雑時でも、食事の購入も座席の確保もほぼ待たずに可能です。
アトラクションの待ち時間は細かくチェックしても、食事の時間は意外と意識しないもの。ある程度自分でコントロールできる部分なので、時間短縮の大きなポイントになります。
プライオリティ・シーティングは 得とは限らない
前項で説明したように、混雑するポイントのひとつが食事です。
混雑でレストランに入れない……そんな事態を避けるために有効とされているのが、レストランの事前受付ができる「プライオリティ・シーティング(以下、PS)」です。事前にいい時間帯を指定できれば、大きな時間短縮になります。
ただし気をつけたいのが、PSによって「行動時間が制約されてしまう」可能性がある事です。
PSは、事前に受付ができているという安心感はありますが、あくまで「時間帯指定事前受付」。指定受付した時間ぴったりに入れるわけではありません。混雑している時は、指定時間より20分以上遅れてやっと入れるケースも多々あります。
ですので、ファストパスで乗りたいアトラクションや抽選で当選したショー、見たい季節のショー等があった場合、それらの時間帯がPSの時間帯に重なってしまう可能性を考慮しなければなりません。
また一日にランドとシーを行き来する予定がある場合、その移動時間は予想以上にかかるものです。
PSをした事によって、当日思うように動けない、もしくはゆとりをもって食事ができなかったり、短時間で長距離を移動しなければならなかったりというケースも出てきます。
迅速に効率的にパークを動く事を優先するのであれば、食事はPSを利用するよりも、前項で紹介した早めの時間帯に食事をとる方法が有効です。