“まだ好きではない”異性に会うメリット 【3年間で83人に会った婚活体験記】 第4回
婚活中の貴女や、婚活を考えはじめた貴女に向けて。
今回はわたしの経験を元に「たくさんの男性に会うメリット」と、ハードな婚活を乗り切るための「婚活で折れない秘訣」について語っていきます。
みなさんの婚活が価値あるものになりますように!
【著者プロフィール】
三森ゆか(みもりゆか)
30歳を過ぎてから勢いで婚活を始め、7つのアプリを駆使して男性に会いまくった(83人!)アラサー末期の漂流系会社員。
■婚活ではじめて会ったカレは…
特別な努力をしなくても、30歳ぐらいまでにはそれなりの相手と幸せな結婚しているだろう。
そう考えていた人は多いでしょう。私もその1人でした。
アプリを使った婚活を始めてから3か月。私はたった1人にしか会っていませんでした。
アプローチが来てもピンと来ない。
やり取りが面倒くさくなる。
警戒心もあるし、会うのが億劫になる。
そんな調子でウジウジしながら、なんとか1人目の男性と会うことになりました。
結論から言えば、その男性はとても感じの良い、素敵な方でした。
「なんだ。婚活ではこんなに素敵な人とも会えるんだ」
私は安心しました。そして「婚活で初めて出会った人と結婚するなんて運命的!」などと考え、脳天気にアプリをやめてしまいました。
その後、その人とは何度か食事に行きましたが、今振り返れば「仕事が忙しい」と会う日程を先延ばしにされていた時点で体のいいキープだったわけです…。でも、婚活にスレていない当時の私はその言葉のそのまま受け止めたのです。
進展しない関係に「どうやら雲行きが怪しいぞ」と、ようやく気づいた私の進む道は2つ。
1人目の彼への思いを大切にして婚活をやめる。あるいは、他の人にも視野を広げていく。
結局、私は新たなアプリに登録することを選びました。
その理由は「もっといろいろな男性に会ってみたい」という気持ちが出てきたからです。
そして奇しくもその時期に、結婚相談所に入って婚活をしていた年上の知人女性が良い相手と出会ったという話が飛び込んできたのです。
100人と会ってもうまくいかなかったけど、なんとか出会えたと聞いて、
「100人会うまで諦める必要はないんだ」
と不思議と前向きな気持になったのです。
こうして、私は婚活という戦場に本格参戦することになりました。
■仕事も婚活もPDCAが成功の近道
わたしは極端な性格で、決めたらトコトンやる癖は婚活でも発揮されました。
改めて婚活と向き合うと決意してからは、アプリを使って1か月で16人の男性と会いました(メッセージのやり取りをした人はその数倍)。
平日の夜もしくは土日に男性と会い、常に10~20人ほどメッセージのやり取りをするので、仕事以外の時間はほぼ婚活に費やしていたと言い切れます。加えて、外食が増えたので空き時間はジムにも通っていました。
なぜそんなにたくさんの男性に会ったのか?
それは自分が異性を評価するポイントを自覚するためです。よく年収や職業、学歴、家族構成などが条件としてあげられますが、過去にスペックで男性を好きになった経験がなかったため、いったんそれは棚に上げて会ってみることにしたのです。
最終的に、相手に求める条件は前回紹介した3つにおさまりました。
この基準が固まったのも、好みのタイプからそうじゃない人まで、多くの男性に会ったからなのです。
私の婚活は1000本ノックのようなもの。集中してアプリを1か月ほどやり、球が尽きたらしばらく休憩する、という緩急を付けたスタイルでした。
有名な縁結びの神社で拝んでも、パワースポットに行っても、占い師に助言をもらっても、結婚相手候補である男性に会わなければ何も始まりませんよね。
運命の人に出会うための行動力と、相手に好かれる可能性を上げる努力は不可欠です。これは仕事や習い事でも同じはないでしょうか。
その上で「最終的に出会えるかは運」だと自分に言い聞かせていました。
■婚活に折れないための4箇条
婚活は続けることはとてもタフなことです。
わたしも何度も心を折られました。
みなさんが持っている武器や条件はそれぞれなので「こうすれば結婚できる」などと無責任なことは言えませんが、今回は何度の心を折られながらようやく「この人だ」と思える人に出会えた私が、学びと反省を元に婚活を続けるための心構えをご紹介したいと思います。
1 できること、得意なことから始めること。
例えば、人見知りで人と話すのが得意ではない人なら、自分から積極的に声をかけなくてはいけないようなフリースタイルの婚活パーティーは避けたほうがいいです。私は何度か婚活パーティーに行ってみましたが、疲労感が強く「あ、これは向いてないな」と思ってやめました。
「人と話す」という苦手なことと、婚活を同時にやろうとしたら誰だって潰れてしまいます。それに、メンタルが不安定な状態では、素敵な人との出会いを逃してしまう可能性もあります。
どんな方法が自分に合っているのか(または得意か)を探して、そこから一歩を踏み出しましょう。
2 自分の基準ができるまでは人の意見を聞きすぎないこと。
「こういう人と結婚したい」という話をした時「高望みだよ」と言われることもあります。
もちろん反省は必要ですが、それはひとまず置いておいて…まずは自分の好きなようにしてみましょう。
恋愛未経験、右も左もわからないという人は、結婚相談所などプロの手を借りることも必要かもしれません。でも、自分の心の声や感覚は無視しないようにしてほしいです。
一般論ではなく、自分の基準で相手を判断することは忘れないようにしましょう。
自分の年齢や年収、容姿などで最初から基準を下げる必要もありません。
過去の経験や、思い込み、先入観で作り上げた自分のストライクゾーンを婚活を続けながら調整していくイメージがおすすめです。
3 客観的に自分自身を見つめること。
婚活ではいろいろな人と出会います。イヤなことを言われたり、辛い状況になったりもするでしょう。
時には家族や友達から意見されることもあるかもしれません。
私は結婚相談所に話を聞きに行った時に「正直、年齢はギリギリです」と言われ、ショックを受けました。
でも「年齢で判断する人とはうまくいかなくてもいいや」と割り切ることができました。
その代わりファッションや髪型は自分に似合い、かつ男性受けの良いものに寄せていきました。それは私が外見的なものにポリシーやこだわりがないからで、そこを曲げることはなんでもなかったからです。
結婚に限った話ではありませんが、相手がある以上、他人からの評価を無視することはできません。
守るべきもの、妥協できるもの、自分が変わるべきことを考えていきましょう。相手を判断する基準を持ち、自分を客観視することができれば、自ずと「私が狙うべき相手像」が明確になってくるはずです。
4 何かあっても男性・女性全体を憎まないこと。
「え?」と思われるかもしれませんが、婚活を続けるうちにそんな時期がやってきます。
「既婚者や彼女持ちに遭遇した」
「いい人だと思ったらホテルに誘われた」といった女性の声はよく聞きますが、じつは女性の中にも既婚者が紛れていることもあります。
「高い食事を奢らせてお礼も言わなかった」
「年収と貯金額の話以外は一言も口をきかなかった」
という男性の声も聞いたことがあります。
こんな出来事が続けば
「やっぱり男(女)って…」「一生ひとりのほうが楽かも」
とやさぐれた気持ちになりますし、異性全体を厳しい目で見てしまうようになります。
でも、自分が婚活を頑張っているように、異性の中にも誠実に結婚相手を探している人はいます。
特定の人への憎しみを、異性全体に当てはめても、苦しくなるのは自分自身です。相手の「性」ではなく「人」と向き合う気持ちを持って欲しいと思います。
■
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
次回は婚活パーティーについてお届けする予定です。
「いやいや、パーティーはちょっと…」という方も多いと思いますが、今回書いたように…実は私も苦手でした。
でも、何度か参加してみて良かった部分もあるんですよね。
お時間がありましたら次回も読んでくださいませm(__)m
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