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中国からこんにちは-40男のJUNKレポート ※一部エロ有

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中国在住・40過ぎの元雑誌編集者が、日本とアジア(主に中国)を飛び回って見聞きし、思ったことや感じたことを徒然とお届けするカオスなマガジンです。 ピュアな純愛ネタからセックス関連… もっと読む
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2019年6月の記事一覧

チャイニーズ・クリスチャンに救いの日は来るか?-中国の地下教会に行ってきた-

信教の自由がない国で神を信じる中国人 突然だが、あなたは中国人にどんなイメージを持っているだろうか。  何事も大雑把でやたらと声が大きく、公共心のカケラもない上に頭の中は金のことばかり…。そんなネガティブな印象を持つ方は少なくないと思う。実際、そういう輩は、少なくない。というか多い。  でも、すべての中国人がそんなお定まりのテンプレートに当てはまるわけでは決してない。信じがたいかもしれないが「絶対に嘘をつかない」「人を騙したりしない」「困っている人がいたら必ず手を差し伸べる」

「生まれてきて、今が1番幸せだ」 と思える人生のために -40歳から始める国際恋愛のススメ①-

**メンヘラ女子とクズ男。  あるカップルが教えてくれたこと** 出版社で働いていた頃、職場にMさんという先輩がいた。ビジュアルは一見して懲役帰りのチンピラ系、でも一度として怒った顔を見たことがないほど心優しい人だった。そのMさんと自分の共通の友人に「タカ」というこれまた懲役ヅラの奴がいた。Mさんとは野外レイバーの聖地・インドのゴアで知り合ったらしく、自分がタカに初めて会ったのは日比谷線六本木駅の駅階段。初対面の自分に向かって、第一声で「な、なな、なんか持ってない?」とか言う

「生まれてきて、今が1番幸せだ」と思える人生のために -40から始める国際恋愛のススメ②-

●前回までのあらすじ  仕事を辞め、語学留学のために単身渡った上海。そこで40男を待ち受けていたのは、思いもよらない出会いだった。お相手はクラスメイトのタイ人華僑で、メンヘラ気質のニンちゃん30歳。毎日机を並べて勉強し、放課後もずっと一緒に過ごしながらも、己のゲスな心を悟られまいと思いを伝えず寸止めの関係を続けていた。  そんな手も繋げないけれど心がほっこり満たされる幸せに溢れた日々が、やがて終わりを告げようとしていた…。 永遠に続く幸せなんてないことを 思い知らされた転機

「生まれてきて、今が1番幸せだ」と思える人生のために  -40から始める国際恋愛のススメ最終回-

これから日本を離れて世界へ飛び出す貴方へ 日本がつまらないと感じ、海外へ飛び出していく人が世の中には少なからずいる。というか、自分もまさにそのひとりだった。20代、30代は会社勤めをしながら行ける範囲で、エアーチケットやら宿代やらに湯水のように金を使った。  そして40過ぎになり、ようやく分かったことがある。  「日本がつまらないのではなく、自分自身がどうしようもなくつまらない人間なのではあるまいか」  薄々感づいてはいたのでショックはなかった。海外へ行く人がすべてそう

いざ、日の丸背負って大陸ブラックツーリズムへ! 万里の長城より心に残る 「中国抗日遺産」への誘い

観光よりも刺激派のアナタへ  旅行の目的は人それぞれ。未だ見たことのない景色、新たな出会い、自分探し等々、求めるものはみんな違って当たり前だ。高い志を胸に国際ボランティアとして最貧国を巡る人もいれば、しょうもない買春トラベラーだっている。そんな目的の是非はともかくとして、やはり旅にはテーマがあった方がより楽しめると感じている。もっと言えば、体験した後に生涯脳裏から離れないような、どっしり心にのしかかる重いテーマを課してこそ、旅は真に価値のあるものになると筆者は考える。高いエア